リゾートバイトでは、ほとんどの派遣会社が無料で寮を提供してくれるので、わざわざ賃貸契約を結ばなくても大丈夫です。
ただ、リゾバが初めてという人は、寮に住む場合たくさんのことに不安があると思います。
この記事では、寮に求めたほうがいい条件やハズレの寮の見極め方など、詳しく解説していきます。
リゾートバイトの寮のタイプは全部で5種類
リゾートバイトの寮は、リゾバ先が所持している寮、賃貸契約しているアパートに住むことがほとんどです。
また、寮のタイプとしては5種類あります。どんな寮のタイプがあるのか説明していきます。
- アパートやマンションで完全個室寮
- シェアハウス(部屋は個室)
- 相部屋
- 客室寮
- カップル寮
完全個室(アパートやマンション)
まずは、一人暮らしのように住める完全個室タイプです。アパートやマンションの1室を自分の部屋として住むことができます。
基本的には1Kの6畳~10畳、トイレ風呂付で、住むのにはまったく困ることのない部屋です。

相部屋やシェアハウスと違い一人住まいなので、プライベートの時間も確保でき、リゾバをやる人には人気の寮となっています。
- TV
- 簡易ベッド
- トイレ
- お風呂
- エアコン
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 洗濯機
中には、前任者が置いていったハンガー、ドライヤーやケトル(ポット)など、細かな家具家電が付いている場合もあります。
※潔癖症の方は、前任者が置いていったものは処分してしまう事をおすすめします。(どんな人が使ったかわからないので・・)
また、とても良いアパートなら防犯カメラや入り口がオートロック式になっているので、女性の方も安心して住むことができます。
個室寮(シェアハウス)
シェアハウスでは、一軒家を借りて大人数で住むパターンと一部共同スペースアリの個室寮で住むパターンがあります。

中には、老朽化が進んでいるぼろい一軒家、シミや汚れが目立つ部屋があり、個人的にはあまり良い印象はありません。
また、どちらも部屋は個室なので、プライベートは多少確保できますが、必ずどこかで他の人と顔を合わせるときがあります。
- お風呂
- トイレ
- 水道
- 簡易キッチン
- 洗濯機
- 食堂
なので、職場以外ではあまり人と接したくない、接することが苦手という人はシェアハウス系の寮は向いていません。
ただ、顔を合わせる機会が多くあるので、リゾバ仲間や職場の人と早めに仲良くなれるというメリットはあります。
互いの部屋でお酒を飲んだり、ゲームして遊んだりということもあるので、逆に人との関わりを増やしたいという人には向いていると思います。
相部屋
相部屋は約15畳ほどの部屋に、3~4人で一緒に住むことになります。基本的にはシェアハウス同様、洗濯やトイレは共同スペースで行います。

主に、急募のリゾバで大量に人手が入ってくるとき、相部屋に放り込まれる印象です。
2段ベッドや備え付けデスクなどで部屋が埋まっているので、洗濯物を干すとき、収納スペースなど、自分用のスペースがなくとても狭いです。
自分のスペースはベッドの上だけとなる場合があるので、あまりプライベートがあるとはいえません。

もちろん、周りへの配慮、気遣いも大事になってきます。ただ、相部屋は悪いことだけではありません。
- 同部屋の人と仲良くなれる
- 出会いがたくさんある
- 愚痴の言い合い、ゲームを楽しむことができる
相部屋は、友人作り、出会いを求める人には最適な環境です。
一人になることはないので、初めてのリゾバで一人が不安という人は、相部屋で誰か身近にいたほうがいいかもしれないですね。
盗難には要注意!鍵付きロッカーなどがある場合は、確実にロックしておくといいでしょう。
客室寮
一番不備が少ないのが客室寮です。
客室寮とは、お客様が泊まるホテルや旅館の一室を寮として利用できます。

お客様が利用する部屋ですので、室内はとても綺麗ですし設備も充実しています。

お風呂やトイレの完備はありますが、場合によっては旅館やホテルの大浴場、温泉に入れるなんてこともあり得ます。
なので、客室寮で寝泊まりできる求人を見つけたらものすごくラッキー!すぐに応募してもいいと思いますよ!
カップル寮
カップル寮とは、その名の通りカップルで一緒に寝泊まりできる寮のことです。
主に、客室寮やアパートの一室を利用できます。

本来ならリゾバの寮は、男女問題が起きないように男女別々になっています。これはどの派遣会社でも適用されているものです。
ただ、カップルとなると別問題。リゾバ先が「カップルOK」としているものは、一緒の部屋で住むことができます。
軽い同棲のような楽しみ方ができるので、カップルで応募した際は「カップル寮」がある求人を探してみるといいでしょう!
リゾートバイトで綺麗な寮、汚い寮の見極め方
リゾバの寮で住むなら、綺麗な部屋に住みたいとどれしもが思うことでしょう。実際、僕は汚い寮に住んでとても萎えた経験があります。
そんな経験をもとに、リゾバで綺麗、汚い寮の見極め方を解説していきます。
求人票の写真や派遣会社の情報を鵜呑みにしない
リゾバ派遣会社の求人票には、寮の一室が写真で載っていることが多いです。
一人暮らしをしたことがある人はわかると思いますが、部屋の写真や外観はとても綺麗に写っていますよね。

それは、もちろんきれいに撮る努力をしているからです。
実際部屋に足を運んでみると「えっ、写真と全然違う」ということはありませんでしたか?求人に載っている写真も同様なことがあります。
スタッフさんも、巧いこと良い部分を伝えてくるので「じゃあ大丈夫だな」と勘違いしてしまうケースもしばしば。
実際行ってみると、シミや壁の変色、虫やダニが湧いているなんて可能性もあります。
特に気を付けなければいけないのは「全く写真が載っていないor1枚しか写真が載っていない」パターンです。
なぜかというと、そこだけが綺麗で他の箇所が汚くて載せられないといったことがあるからです。
そういったときの改善策はこちら。
- スタッフさんに追加で部屋の写真を送ってもらう
- 築年数を聞く(後で説明)
- 管理人がいるか聞く(後で説明)
まずは情報を聞き出し、部屋がどんな状況なのか少しでも理解することが大事です。
もし写真を送ってこない、情報をくれないとなったら汚い危険性が高まりますので注意が必要です。
築年数が浅い寮を選ぶと良い
寮を選ぶ基準として、新築や10年以下など築年数が浅いところを選ぶと、ハズレはほとんどありません。

新築の方が新しいので綺麗だという単純な理由です。

逆に、築30年~50年など月日が経っているとシミや壁の変色が目立つようになるので「汚い寮かも?」という認識になってきます。
築年数が浅い寮の選び方はこちらです。
- スタッフに「築年数はどのくらいですか?」と聞く
- 求人票に記載されている築年数を確認する
- 最近改装したか確認する
1番目、2番目は自分で確認することができます。
まずは、スタッフに築年数を確認しましょう。もし把握していなければ、リゾバ先に問い合わせてもらうことも可能です。
そして、求人票にも「築〇年」など載っているので、自分の目で確認することもできます。「新築」となっていたらとてもラッキーですね。
3番目にある「最近改装したか確認する」は、築年数が経っていても改装していればまともな寮があります。
これが結構重要で、壁や畳の張り替えがあるだけで全然印象が変わってくるし、匂いや見た目も気にならなくなります。
少し面倒ではありますが、築年数を確認するだけで綺麗な寮に住める可能性が上がるので、どんどん突っ込んで質問してみてください。
管理人がいる寮は清掃や管理が行き届いてる
管理人さんがいるだけで部屋の清掃具合、共同スペースの綺麗さはとても変わってきます。
特に共同スペースの管理をしてくれる点はいいですよね。

自分たちで綺麗に使うことは当たり前ですが、設備の清掃、備品の管理までしてくれるのでとても助かります。
もちろん自分の住む予定の部屋も、入居前には綺麗にしてくれています。
中には、前任者が出ていった時のままという寮もあるくらいですので、管理人さんがいるだけで快適に住めるようになります。
虫が苦手や人は山でのリゾバは避けたほうがいい
僕は虫が嫌い、苦手なのでできるだけ山のリゾバは避けていました。
山というだけで虫が多いので、蛾や蜘蛛など隙間から入ってきて、いつの間にか湧いていることも多々。結構地獄です。
殺虫スプレーを持参、スーパーなどで購入して使用していましたが、単純に量が多いし見切れないので間に合いません。
僕みたいに虫が苦手な人は、山での寮生活はよほど環境に恵まれていなければ避けておいた方がいいです!
リゾートバイトの寮に求めた方がいい条件
リゾバの求人にはたくさんの寮の情報が載っています。
その中で「これは重視したほうがいい」という寮の条件を紹介していきます。
Wi-Fiが完備されている
まずは、Wi-Fiが完備されている寮を選んだ方がいいです。なぜWi-Fiがあったほうがいいのかはこちら。
- スマホで暇つぶしができる
- 電波が悪い場所が多いため
- Wi-FiがあればPCの持ち込みも可能になる
電波がない場所へのリゾバはありませんが、電波が届きにくい山奥や田舎方面でのリゾバは存在します。
やはり、スマホがないと不便です。そのためWi-Fiは必要不可欠。
寮にWi-Fiがなければ、自分でポケットWi-Fiなどを準備したほうがいいほどに僕は重要視しています。
また、Wi-Fiのレンタルとなると、少なからずお金が掛かります。そう考えると、初めから完備されている方がいいですよね。
求人票には「Wi-Fi完備」と記載されていますが、仮にない場合は派遣会社に聞いてみてください。
家具家電が揃っていると持ち込まなくていいので楽
さきほど説明した「Wi-Fi完備」もそうですが、寮に家具家電が揃っていると、私物を持ち込まなくていいので非常に楽です。

基本的に生活するうえで必要な物は揃っていますが、本当にひどい場所だと布団しかない寮も存在します。
そういった場合、私物を持ち込んで賄うしかありません。
- Wi-Fi
- ドライヤー
- TV
- ケトル
- 暖房器具
小さいものは初めの荷物で持ち込めますが、大きいものになると郵送しないといけないので面倒ですよね。
やはり、求人を決める際に求人票を確認して、家具家電は問題ないか、不安なら派遣会社のスタッフに聞いてみる事をおすすめします。
仮に、持ち込む物があるとしたら注意点があります。
家具家電はもちろんですが、暇つぶしのゲーム機やDVDプレイヤーの持ち込みたいと思ったら、派遣会社orリゾバ先に確認してください。
相部屋の場合、元からスペースがないくらい狭いのに、物によっては更にスペースがなくなるということがあります。
スーパーやコンビニが近くにあると便利
リゾバでは荷物が多くなることを防ぐために、持ち込む物を最小限に抑えます。
そのため、現地調達も必要になってくるので、寮の近くにコンビニやスーパーがあると非常に便利です。

シャンプーや歯磨き粉、ティッシュやフェイスタオルなど、小物は必ず必要です。
買える場所がないと、初めから予備も含めて全て持ち込まないといけないので、相当な大荷物になり大変です。
そのため、事前にスーパーの場所を調べておくか「近くにコンビニはありますか?」とスタッフに確認しておきましょう。
特に田舎方面、離島はない可能性が十分にあるので確認必須です。
寮費、水道光熱費は無料が絶対条件
リゾバは「寮費や水道光熱費が無料」なのが良い点。ただ、例外では「一部水道光熱費負担」という求人もあります。

一部負担額で目立つのは、約5,000円~8,000円くらいです。それくらいの額なら問題ないという人は、寮の質で決めてもらっていいと思います。
また、冷房や水の使い過ぎが目立ち、許容範囲を大きく超えている場合は請求される可能性があります。
負担が嫌という人は、完全に無料な求人を探すか、使い過ぎのないよう注意する事をおすすめします。
リゾートバイトの寮で守るべきルール
リゾートバイトの寮生活で定められているルールというものがあります。
最低限確実に守るものであり、仮に守らないと契約解除(クビ)という可能性もあるので、ぜひ覚えておいてください。
男女間での寮の行き来はしないほうがいい
ルールとして一番多いのは、男女間の寮の行き来は禁止ということですね。
男性、女性寮は、まったく別の場所にあるか、あるいは多少なり距離が離れている所にあります。
仮に同じ建物内だとしても、部屋の行き来を禁止しているのがほとんどです。これは、男女間でのトラブルを避けるためと考えられます。
リゾバは出会いが多い場ですので、男女間でも仲良くなるケースも多々。
しかし、定められているルールを守らないと、せっかく仲良くなったとしてもクビになったら意味がありません。
部屋の行き来はしないで、交流できる場所で行うようにしてください。

門限が定められている場合がある
それほど多くありませんが、リゾバ先によっては門限があります。管理人さんがいる箇所や相部屋のいる寮などに見受けられます。
門限を破ったからといって、重いペナルティが課せられることは稀です。
ただ、同部屋の仲間や近隣住民の方の迷惑に繋がる可能性があるので、できるだけ定められているルールは守りましょう。